「バリア機能」は肌のボディーカード!保湿と"コンニャク"で美肌になれる理由とは!?
バリア機能は美肌維持の要!
なぜ体の水分が蒸発しないのかを考えた事がありますか?
また、なぜお風呂に入ってもお湯が体の中にしみ込んでいかないのを考えて事はあるでしょうか?
あまりにも当たり前すぎて、おそらくほとんどの人はそんなことを考えたことも、意識したこともないでしょう。
しかし、これは美肌を維持するには非常に重要なことなのです。
実は、肌の表面には「バリア機能」という肌の鎧のようなものが備わっています。
バリア機能は、体内の水分を体の外に逃がさないようにしたり、外部からの細菌やウイルス、異物の混入等から肌を守ってくれています。
そして、この機能は肌の表面にある角質層が担っており、厚さわずか0.02mmの非常に薄い膜がその機能を果たしているのです。
角質層というのはターンオーバーによって押し上げられた死んでしまっている細胞なのですが、この薄い層が私たちの肌を守っているのです。
バリア機能の構造
それでは、バリア機能とはどのような構造になっているのでしょうか?
バリア機能を担っている角質層は、「角質細胞」が何層も重なって出来たものであり、水分を約30%含んでいます。
そして、角質細胞の層と層の間をびっしりと埋めているのが、角質細胞間脂質である「セラミド」なのです。
よく角質細胞とセラミドは、レンガとセメントのような関係であると言われており、角質層はレンガ(角質細胞)がセメント(セラミド)によって隙間を埋められているような状態になっています。
またセラミドはセメントの役割以外にも、保湿物質として体内の水分を維持する役割も担っているので肌にとって非常に重要な成分です。
角質間細胞には、セラミド以外にもスフィンゴ脂質や遊離脂肪酸、コレステロール等も含まれており、これらが肌の潤いを保ったり、外部からの刺激から体を守ってくれているのです。
バリア機能が低下すると
バリア機能は、角質細胞間脂質が角質細胞をしっかりとつなぎ止めていれば正常に働いてくれるのですが、セラミド等の角質間細胞が減少すると、角質細胞を上手く支えきれなくなり、その結果一部がはがれ落ちてしまうことがあります。
そうなってしまうと、バリア機能が弱くなり外部からの刺激を受けやすくなったり、老化や肌トラブルの原因にもなります。
バリア機能が低下する原因
バリア機能を低下させないようにするには、セミラド等の角質間細胞が不足しないようにすることが重要です。
セラミドの量は加齢とともに少なくなってくるので、年をとると肌が乾燥しやすくなるのもセラミドが不足してバリア機能の働きが弱くなってきているからなのです。
その他にも紫外線を浴びたり、強い摩擦を受けことでもバリア機能が弱くなることがあります。
普段からあまり肌に強い負担をかけないようにスキンケアしたり、保湿ケアをすることが大切です。
セラミドを増やす方法
バリア機能の要となるセラミドは、セラミドを配合した化粧品で補うことが出来ます。
しかし、セラミドといっても皮膚にはいくつかの種類のセラミドが存在しています。
その中でも保湿効果のあるセラミドは「セラミド1」、「セラミド2」、「セラミド3」の3種類なので、これらのセラミドが入っている化粧品を選ぶ必要があります。
また、セラミドの代用としてヒアルロン酸等が含まれている保湿化粧品使うことも効果的です。
セラミドを多く含む食べ物
セラミドは化粧品以外からでも、食べ物から摂取することも出来ます。
最も多くセラミドを含んでいると言われているのが「こんにゃく芋」です。
1日100gのコンニャクを食べると必要なセラミドを摂取することが出来ると言われています。
コンニャクはカロリーもほとんどないのでダイエットにもおすすめです。
また、「みんなの肌潤ろーしょん」は"こんにゃくセラミド"を使用した保湿化粧水で、肌にも優しいので非常におすすめです。
最後に
普段はあまり意識しないことですが、肌の潤いを保ったり、外的刺激から守ってくれているのはわずか2ミリの角質層が担っている「バリア機能」です。
バリア機能は角質細胞と角質細胞間脂質のバランスが崩れることで弱まってしまい、カサカサの乾燥肌や敏感肌、また老化の原因にもなってしまいます。
バリア機能が正常な状態を保てるように、正しい保湿ケアを行うことが重要です。