グッスリ眠ってニキビ予防!ニキビと睡眠の関係について
あなたは夜グッスリと眠れていますか?
最近の若い人たちは夜遅くまで起きてテレビを見たり、スマートフォンでLINEやインターネットを使っていたりと夜更かししがちな傾向がありますよね。
でも、もしニキビが気になっていたり、ニキビ治療をしているのであればたっぷりと睡眠をとるようにしてください。
「なんでニキビの治療と睡眠に関係があるの?」
と思っている人もいるかと思いますが、海外の睡眠についての研究報告では、睡眠不足は1時間につき14%も精神的ストレスを増加させるということが分かっています。
ストレスは糖質コルチコイドの生成を促し、皮膚の構造や機能に異常を引き起こします。
そして、それがニキビをさらに悪化させてしまうことになるのです。
また、睡眠は成長ホルモンの分泌とも関連があります。
成長ホルモンは「身体の疲れを回復させる効果」や「肌の新陳代謝を活発にする」ことで日中に受けた肌へのダメージの回復を促す効果があります。
さらに、睡眠不足による交感神経への刺激によって皮脂の分泌が増えてしまうことでニキビが出来やすくなってしまいます。
睡眠はニキビの予防に効果があるのはもちろん、肌の老化やシミ、シワの予防にもつながっていきます。
ただし、ニキビが出来てから睡眠時間を増やしたからといってそれだけで治ることはありません。
ニキビの予防やそれ以上悪化しないようにすることがポイントです。
ニキビに効果のある睡眠時間
それでは睡眠をどれくらいとれば良いのでしょうか?
睡眠は何時間寝たから良いというわけではなく、「何時に眠りについたか」ということが大事なのです。
一般的には6~8時間程度の睡眠をとれば良いと言われていますが、同じ睡眠時間でも夜の10時に眠るのと、深夜2時に眠るのでは肌への影響が変わってきます。
成長ホルモンは眠っていれば分泌されるというわけではなく、最もたくさん分泌される時間に眠っていることが重要なポイントです。
成長ホルモンは夜22時~深夜2時に大量に分泌されるといわれています。
また、深い眠りにつけばつくほど、成長ホルモンがより多く分泌されることも分かっています。
この時間帯に良質な睡眠をとることで成長ホルモンがたくさん分泌されて美肌を維持できるのです。
従って、深夜2時を過ぎて睡眠についても美肌に効果のある成長ホルモンが分泌されない時間帯なので、ニキビケアにおいてはなるべく早めの時間(22時くらい)に眠りにつくことが大切です。
良質な睡眠のとり方
眠りたくてもなかなか不眠症でなかなか寝付けないという人や、寝つきが悪い人もいるでしょう。
ニキビケアで重要なのは良質な睡眠をとることなので、心地よく眠りにつける方法をいくつか紹介します。
1.眠りにつく1時間前はテレビやスマホの画面を見ない
寝る前にテレビやスマホの画面を見てブルーライトの影響を受けると眠りにつきにくくなります。
スマホの画面を少し見るだけでもコーヒー1杯程度のカフェインを摂取したのと同じことであるという意見もあります。
2.適度な運動をする
19時~21時くらいの間にストレッチや軽い運動をしましょう。
運動をする習慣のある人は、運動をしない人よりも眠りの質が良いという研究があります。
また、運動をすることでストレスを発散させて眠りやすくなる効果もあります。
3.身体を温める
38℃くらいのぬるま湯にゆっくりとつかることで、副交感神経の働きを高めリラックス効果につながります。
また血行を促すことで、体内に酵素や栄養が運ばれやすくなり疲労物質や老廃物も除去してくれます。
美肌作りには重要なポイントとなります。
眠るまえに
さて、これで良質な睡眠をとってニキビを予防する準備が出来ました。
ただし、ひとつ気を付けていただきたいことがあります。
それは「眠りにつく前に洗顔をする」こと。
洗顔せずに油っぽい皮脂の状態のままで寝てしまうと、寝ている間に細菌が繁殖してニキビが出来てしまう原因になってしまいます。
また女性の方は、眠る前に保湿クリームをつけてから眠る方もいるかもしれませんが、油分の多いクリームは避けるようにしましょう。
また、普段使う化粧品もなるべく油分が少ないものを使うことがニキビ予防には重要です。
最後に
昔から「寝る子は育つ」といいますが、これは寝ている間に成長ホルモンが分泌されるからです。
大人になれば、睡眠不足が老化や肌のターンオーバーの乱れにつながっていきます。
ただし、ただ寝れば良いというわけではなく、「成長ホルモンが分泌される時間に良質な睡眠をとること」がポイントです。
あまり夜更かしせずに、早く寝てお肌に優しい生活をこころがけましょう!